あなたは情報デブになってはいないか?

デブ

タイトルで「あなたは」なんて言ってますが、以下はほとんど自戒のための文章です。
ネット上に存在する情報は「洪水」と例えられるようにとても多い。そして、学生という暇な立場にいる私はやもすると時間を忘れてそれに溺れてしまう事がある。最近、私はそれに危機感を感じている。
「情報を得ると、なんだか勉強をしたつもりになってしまう」。これがとても怖い。実際はただの暇つぶしなのに。
政治・経済・テクノロジー…様々な情報がネットには溢れている。それはそこに関わる人にとってはとても重要なモノなのだと思う。一次情報はもちろんの事、それに関する意見なども世論を理解するために役立つであろう。でも、それはあくまでも「それに関わる人」にとって重要なのであって、そうでない人にとってはそれほど重要なものにはならない。それはただの無駄知識…トリビアに過ぎない。
トリビアを楽しむのは、完全にただの暇つぶしである。暇つぶしは暇つぶしであって勉強ではない。勉強をしているつもりになって、無駄な知識を蓄える…それはとても怖い行為であると思う。
情報は活用しなければ意味が無い。ネットで得た情報を活用してこそ…例えばネットで得た情報を仕事に活かしたり、それを基に何らかの作品を作ったり…要するに何らかの形で社会的に意義のあるアウトプットを行って初めてそれは役に立つのである。
情報のインプットとアウトプットはカロリーの摂取と消費に似ている。カロリーを摂取しないと人間は活動することが出来ないが、摂取過多になると皮肉な事に健康を脅かし、ひいては活動を阻害する。情報にも同じ事が言えるのではないだろうか。
情報化社会と言われて久しい現代、我々は情報を摂取するだけの存在…「情報デブ」とでも言うべき存在に成り果ててしまわぬように、注意を払わなければならない*1…ような気がします。うん。



※補足
上記の文章には恰幅のいい人を貶める意図はまったくない事をお断りしておきます。


※追記
情報を取捨選択する判断力が必要
↑に上記の文章とほぼ同じ内容の事が書かれていました。「情報デブ」という言葉まで使われてます。うーん、「情報デブ」って私が一番最初に考えた言葉だと思ったのに…ググッたらヒットするんだもんなぁ…残念。

*1:デブで結構!って人は別にそれでもいいのだけれど